〔上毛新聞H3(1991).6.10〕インタハイ アベック出場消える 利根商

インタハイ アベック出場消える 利根商

PS合戦で涙

 女子・利根商はインタハイ出場権をかけた三位決定戦で皆野(埼玉)と対戦した。試合はPS合戦にもつれる接戦の末、皆野に軍配が上がり、利根商は念願のアベック出場がならなかった。
 利根商は前半CI・真庭のシュートが決まり、先取点を挙げてリードした。その後同点に追いつかれたが、両者互角の戦いで1点を争う好試合となった。後半は再三の好機を生かせず、延長に入っても勝負がつかなかった。
 手に汗握るPS合戦はFC・後藤首相のシュートが決まって幸先のよいスタートを切った利根商。しかし皆野にわずか及ばず6-4で敗れ、選手たちはグラウンドにうずくまり、泣き伏した。
 三年前のこの大会でも、PS合戦で敗れ、インタハイを逃している利根商。酒井忠監督は「惜しい試合でした。延長で点が取れていたら…」と肩を落とした。

上毛新聞 平成3年(1991年)6月10日
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