インタハイ予選を兼ねており、男子は出場八校中、上位五校が、女子は七校中、上位四校がインタハイの出場権を得る。
【男子】 本命は今市(栃木)。中学から同協議が盛んとあって、選手層が厚い。昨年のインタハイで優勝したほか、今春の全国選抜も制するなど、実力はいまや日本一。この大会、二連覇はほぼ堅い。
今市に続くのが、過去十二回の関東大会で七回優勝経験のある伝統校・皆野(埼玉)。本県から出場の利根商はレギュラー十一人のうち、二、三年生が四人と、一年生主体のフレッシュなチーム構成。一回戦で学芸大附(東京)を破ったとしても、準決勝で皆野との対戦が予想されt、決勝進出は厳しい。利根商とすれば一、二年後につなげるためにも一回戦をものにして、インタハイ出場権を得たいところだ。あかぎ国体メンバーだった高橋辰男(三年)と戸丸栄樹、金井要久、長谷川勝利、矢島智和の一年生フォワード陣の活躍に期待したい。【女子】 優勝を争うのは秩父東(埼玉)と今市(栃木)の二校か。優勝回数も秩父東が五回、今市が四回と、実力はきっ抗しており、実現すれば見ごたえのある一戦となりそうだ。
上毛新聞 昭和59年(1984年)6月8日
本県からは利根商が出場、初戦で大原(千葉)と対戦するが、これを突破すればインタハイの出場権を得られるだけに、利根商の奮起に期待したい。
ポイントゲッターは、二年生の増田美佐子と飯塚玲子の二人。基本に忠実なオーソドックスな攻めを身上とする。